こんにちは。
福岡、北九州で精神科に特化しているセノーテ訪問看護ステーション所長の入江です。
みなさん「訪問看護って何をするの?」「実際に訪問を受けるためには、どのような手続きが必要なの?」等、利用したくても不透明なことが多く、踏み込むことに戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
統合失調症をお持ちの方も、どのようなサービスなのか、手順はどうなるのかと気になる方はいらっしゃると思います。
このようにお話しする理由としては、現在の精神医療は「病院から在宅」へと移行しているからです。
訪問看護は、障害を抱えながらも自分らしく地域で生活できるように支援する重要な役割を担っているということを絡めつつ、統合失調症をお持ちの方が訪問看護を利用した際、どのような内容になるのかお伝えします。
統合失調症の方の訪問看護とは、サービス内容や利用手順、訪問看護で統合失調症は良くなる?
今回は、統合失調症をお持ちの方へ訪問看護のサービス内容や導入の手順等についてお伝えしたいと思います。
統合失調症の方への訪問看護サービス
統合失調症をお持ちの方への訪問看護のサービスは、以下の通りです。
- 精神症状の観察(早期発見・対応)
- 服薬の相談・確認
- ご家族様の支援
- 精神的心理の支援
- 対人関係能力の回復・向上サポート
- 社会資源・福祉サービスなどの利用のお手伝い
上記のような内容で統合失調症をお持ちの方へ訪問看護サービスを提供し、対人関係能力の回復・向上に努めながら、精神症状の観察を行っていきます。
訪問看護サービスの利用手順
サービスの利用手順については以下のページに詳細を記載していますので、ご参照ください。
https://bgmgroup.sakura.ne.jp/fusion/wp/flow/
セノーテ訪問看護ステーションは精神病に特化し、福岡・北九州エリアで訪問看護を提供しています。
統合失調症をお持ちの方だけでなく、躁鬱病や神経症、アルコール依存症をお持ちの方などご相談を承っております。
お悩みからのご相談もお請けいたしますので、ご気軽にご相談ください。
https://bgmgroup.sakura.ne.jp/fusion/wp/contact/
統合失調症の訪問看護で良くあるお悩みや解決事例
統合失調症の方の何かには、外に出たいけど人と関わることが怖い、緊張する。。。と言った悩みを持たれる方がいらっしゃいます。
このブログを見ておられる方も、同じような悩みをお持ちだと思います。
私共セノーテ訪問看護ステーションがこれまで付き添ってまいりました利用者様との多くの事例の中から、このような利用者様との関わり方を事例としてご紹介します。
統合失調症の方でも様々なのですが、私共はまず、お部屋にお伺いしゆっくりご本人様のペースで悩み事を確認する事から始めます。
ご本人様のペースでお話いただくことで信頼関係を作り、服薬を規則正しく行うことの支援、規則正しい生活のリズム。二者関係から三者関係へと「対人関係の広がり」を目指して、お悩みに寄り添い解決していきます。
このようにご利用者様のお気持ちや状況に合わせて寄り添うことで、最終的に単身での外出、買い物ができるようになるといったケースがあります。
統合失調症の方が訪問看護以外にも生活がしやすくなるサービスとは
この項目では、統合失調症をお持ちの方が少しでも生活しやすくなるようにと考え、お得な情報をお伝えします。訪問看護サービス以外で、地域のサービスをいくつか紹介します。
自立生活援助…一人暮らしに必要な生活力を補うため、日常生活における課題を把握し必要な支援を行う内容です。
就労移行支援…就労をお考えの方へ一定期間、就労に必要なスキルの回復、向上のための支援を行います。
就労定着支援…一般就労に移行した方に対して、就労に関する生活面の問題に対応する支援です。
例えばですが、私共のような精神科に特化した訪問看護サービスによる支援を受けられた後、お仕事に就いた場合に支援として活用するなど、検討してみるのも宜しいかと思います。
さいごに
今回、訪問看護のサービス内容、導入方法、簡単な事例、訪問看護以外で統合失調症をお持ちの方に役立つようなサービスについて、お知らせをさせて頂きました。
セノーテ訪問看護ステーションは統合失調症の方の申し込みも多いため、もっと詳しい内容やこの他にお知りになりたい事、質問やご相談事があればお気軽にご相談下さい。
セノーテ訪問看護ステーション
所長 入江 正光