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自然災害と“こころの健康” 福岡県の精神科訪問看護 看護師ブログ

 

福岡のセノーテ訪問看護ステーション、外山です。

 

 

8月に入り、台風が立て続けに発生しています。

暴風警戒区域が広かった台風10号も、

高速道路の通行止めや、臨時休業するお店などもあったようです。

 

 

実際に被害にあっている方々へ心より御無事をお祈り申し上げます。

 

 

以前、今年の梅雨時に、災害や緊急時の対応について、ブログ掲載しましたが、

自然災害と、《こころの健康》について、今回お話したいと思います。

 

 

 

災害には地震、台風、水害などの自然災害があります。

この災害は予期しない出来事であり、家や大事な人を失う場合もあり、

生活に大きな変化をもたらしたり、将来への不安などで心理的に大きな負担を与え、

心身に変調をきたすことがあります。

 

このような反応は正常な事で、多くの場合は生活を立て直すとともに回復していきます。

 

しかし、なかには精神的影響が長く続き、

うつ病・不安障害・心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されることもあります。

 

その他にもストレスへの対処行動で飲酒や喫煙などの健康問題が増加するとも言われているのです。

 

災害時に不眠が続いたり、パニック・興奮・放心などが強い場合には早期に専門家に相談をしてください。

 

そして、そのなかでも、

高齢者や乳幼児では最も被害を受けやすいという事で災害時要支援者とも呼ばれています。

 

高齢者では身体症状の増加、

子供の場合には身体の不調に併せて気分の落ち込み、お漏らし、指しゃぶり、だっこなどの退行現象がみられることがあります。

 

 

現在では1995年の阪神・淡路大震災以降、

こころのケアの重要性が認識されており、予防や治療的関わりが行われています。

 

精神的な援助を受けられる体制を確保したりすることも必要になってきます。

 

また、こころのケアは一般的には保健・医療体制のなかで対応されますが、

それと同様に周囲の人からの支えも重要になり、回復には必要になってきます。

 

災害は、いつ起きるかわからないので普段から準備しておくと良いでしょう。

 

 

 

Fusion株式会社 セノーテ訪問看護ステーション
宮若ステーション
外山

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