福岡のセノーテ訪問看護ステーションの松本です。
今回は、「精神科訪問看護」と多職種との連携について話したいと思います。
近年では、医療の高度化が進み病気があっても在宅で生活することが出来るようになり、また、治療が終了するとすぐ退院となってしまいます。
最初の「精神科訪問看護とは?」https://www.bgmgroup.co.jp/fusion/wp/blog/476/
の中でも話しましたが、
退院後、日常生活での不安、家族だけで支援することへの悩み等が出てきます。
そこに、「精神科訪問看護」が導入されることで不安や悩みの解消へと繋がり、ご利用者様の希望に沿った援助が、地域生活をしながら受けられるのですが、
では、何故ここで多職種連携が必要になってくるのでしょうか?
前回も話しましたが、訪問看護ステーションには看護師はいますが医師などはいません。
医師などがいないため、レントゲンなどの検査もできません。
ステーション単独では一人の方を支えることができないのです。
そのため、多職種との連携が必要となってくるのです。
疾患を持って地域生活するうえで、医療だけではなく地域と一体化した支援が必要となってきます。
地域に住む方、地域全体の健康増進のために支援を行う看護のことを地域看護といいます。
「精神科訪問看護」は地域看護の一つです。
地域看護は病気の看護だけではなく、日常生活に根付いた支援が必要です。
そしてニーズに合った看護を提供していくには医師、地域包括支援センター、ケアマネージャーなど他職種との連携を図ることが大切です。
一つの機関だけではなくさまざまな職種や関係機関がチームとなり一人を支え、地域で安心した生活が送れるよう取り組みます。
また、より良い医療を提供するために各機関と定期的に情報共有を行い、その場その時にあった看護を提供していきます。
このように、地域生活を支えるためには「精神科訪問看護」だけではなく多職種との連携が重要となってくるのです。
では次回、「精神科訪問看護」を利用するにはどうしたら良いのか、話したいと思います。
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