私たちセノーテ訪問看護ステーションでは、24時間体制で利用者からの相談を受けています。
電話での相談は、基本的に病気の話を聴き、対処法をお伝えして回復を支持し、利用者自身が悩みに主体的に向き合い健康を取り戻していくことを目指します。
しかし、この基本的なことが実際ではなかなか難しく難航することが少なくありません。
これまで病気に苦しみ、先の見えない不安や絶望、周囲から切り離されていく疎外感など様々な苦悩を抱え込んでいる方は、何をやってもうまくいかない、どうせ失敗してしまうといった気持ちが優先してしまい、なかなか本音までたどり着かない、本音をどう表現していいかわからず一人でふさぎ込んでしまう状況へ陥っているケースが多いからです。
孤立しがちな利用者へは、「対話の楽しみや安心を感じ取ってもらうこと」から始めます。
例えば状況に応じて、明るくユーモアをもって好きな話題で話す、そうすると「知らない看護師と話すのは乗り気じゃない、抵抗がある」から「人の良さや人柄がわかって気持ちが和らいだ」に変わります。
そこから、利用者自身がもっと自分を知ってほしい、わかってほしいという語りにつながり、それを支援しながら私たちは利用者の過去や現在、未来といった人生を深いところまで理解したうえで悩みに適切にお答えすることができます。
このように、居宅へ伺い直接ケアする他に電話での相談においても利用者の体験をしっかり理解して心身の健康と日常の生活を支援していく、ひとつひとつ丁寧にサービスを提供することを日々心掛けています。
利用者以外の方からのお悩みや相談についてはフリーダイアルをご用意させていただいています。
フリーダイアル0120-56-1834
困ったことがあれば、おひとりで抱え込まず何なりとご相談ください。
セノーテ訪問看護福岡東ステーション
入江 正光