セノーテ訪問看護ステーション
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看護学生の実習に関わり考えたこと

看護学生の実習に関わり考えたこと

私たちのステーションでは、教育活動を通した地域貢献のひとつとして、看護師養成学校の実習受け入れを行っています。地域在宅かつ精神科看護という専門性の高い環境の中で、熱心に学ぼうとする学生に対して、日々の看護を言葉にして伝えることは、私たちも自身のリフレクションにもつながっています。

学生には実習の初日にオリエンテーションを行いますが、「健康上の課題を抱えつつ地域での生活を送るってどういうことだろう?」「利用者と看護師の関係はどのようなものだろう?」など、事前学習を通して浮かんだ疑問を率直に伝えてくれます。

どの疑問も、テキストのみでは具体的にイメージすることが難しい内容であり、実際に臨床で働く看護師へ質問することや、同行訪問した際に利用者の方々とコミュニケーションを図ることで理解に繋がっていきます。

実習を通して、学生は様々な気づきや学びを言葉にしてくれます。看護師が健康上の課題に関する医療的な支援を担っているのはもちろんのこと、利用者や家族の方々にとっては家に来てくれる、いつでも相談できる看護師の存在が安心感につながっていること、そして、利用者の方々の強みを活かしながらご本人の夢や目標に向かって関わる大切さなどです。

学生によっては、今まで講義で学んだ理論がどのように臨床へ活かされているかが分かったと言ってくださる方もいます。看護は実践の科学とも呼ばれており、理論をケアに結びつけることの重要性を体験できたのではないかと思います。

実習最終日には、「苦悩を抱えながら、地域で暮らす大変さや支援の奥深さが伝わりました」「病だけではなく、その人を理解することの大切さをあらためて考えました」など、地域精神ならではの看護の難しさを伝えてくれる一方で、「困難さの中でも活き活きと過ごす方々を見て、自分も地域での看護に興味が持てました」などと話してくれる学生もいました。ひとつひとつの言葉に実習に関わるスタッフみな嬉しい気持ちになります。

学びは免許を取得して終わりではありません。私たちスタッフも地域在宅における精神科看護を支える存在として、これからも日々自己研鑽に努めてまいります。

さいごにはなりましたが、実習は学生の同行を快く受け入れてくださる利用者やご家族の方々あっての学びです。ご協力に深く感謝いたします。

セノーテ訪問看護福岡東ステーション
寺中 祐人

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