脳が健康だと、日々のストレスや疲れの影響を大きく受けることなく、心と体を健やかに保つことができるといわれています。
脳の疲労回復に良いといわれていることに「五感を刺激する」があります。
以前のブログでは、視覚を刺激して脳疲労を回復させる方法について紹介させていただきました。(五感をつかってみよう! ~第1回 視覚~ – 精神科に特化した訪問看護【セノーテ訪問看護ステーション】 (bgmgroup.co.jp))
今回は聴覚を刺激して脳疲労を回復させる方法をお伝えします。
脳疲労の状態になると以下のような症状が現れます。
- ぼんやりすることが増える
- ぐっすり眠れた感じがしない
- 食事を楽しめない おいしくない
- 理由もなくイライラする
- 集中できない
- 記憶力が低下する
- 聴覚が過敏になる
さらに放っておくと頭痛や動悸、息切れ、下痢や便秘などの自律神経失調症の症状が現れるようになります。
聴覚は、視覚の次によく使われる感覚です。生活をしていると、車の音、エアコンの音、雨の音、人の話し声など常に何かしらの音に囲まれており、耳からたくさんの刺激を受け取ります。また、耳から人の言葉を拾い、脳は何かを考えるモードになります。すると、人の言葉に感情が振り回されて常に気を張った状態となります。
聴覚と脳は密接に関係があるのです。
では、ここで脳疲労の回復方法をご紹介します。
心地よい雑音にじっくりと浸る
日頃はただの雑音に感じる音を心地よいものと意識して聞いてみてください
耳をふさいでハミングしてみる
自分の呼吸音を意識して聞いてみる
相手の言葉より「声色」を聞く
人が話している言葉に意識を向けず、高い声だなとか、綺麗な声だなと切り替えて拾う
あえて音のない世界で過ごしてみる
静かな空間では心がすっきりするといわれています
ちなみに私は、枯葉を踏む音、煎餅を食べるときの音、雪を踏みしめる音、オルゴールの音が好きです。
皆さんも、日々の生活の中で自分が心地よいと思う音を探して脳を休ませましょう。
訪問看護では、あなたにあった脳疲労の回復方法を一緒に考えていきます。
山口防府ステーション
大塚友重